新型コロナの発症者推移2月から8月まで

久しぶりの新型コロナの発症者推移です。グラフで見れば、第二波が収束に向かいつつあるような。第二波が到来した、という正式なアナウンスは無いようですが、グラフで見ると、大きな波が既に2つあります。これを第二波ということに、特に異論は無いでしょう。

いやいや違うんです、波とは、患者数のことじゃ無いんです、重傷者の数なんです、という定義をされる方もいるようなので、定義合戦は専門家に任せるとして、感染者の数は、第二波がとっくに到来し、もしかすると収束に向かっている、とグラフは言っています。グラフで見ると、第二波の感染者数は、第一波ピークの3倍近いですね。

 

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感染者数なんて、もうどうでもいい、コロナは所詮風邪のウイルスの一種なんだからビクビクするな、それよりも、経済を動かすことが大事だ、俺の会社、このままだと潰れるかもしれないんだぞ、どうしてくれるんだ!という意見もあります。これも、一面正しいような気もします。

でも、風邪の定義ってなんだろう。広辞苑によると風邪とは、「風の病、感冒」とあります。このままでは、狐に摘まれたような説明なので、さらに広辞苑感冒を調べると、「身体を寒気にさらしたり、濡れたまま放置したりしたときに起こる呼吸器系の炎症性疾患の総称」とありました。これだと、少しわかる。そうですね、風邪と言えば、それはウイルスがどうだとか、こうだとか、というよりも日常の文脈では、呼吸器系の炎症性疾患、という症状を指すんでしょうね。

Wikipediaではどうか?

"原因の80-90%がウイルスの上気道感染症であり、主な影響は鼻に現れる。喉、副鼻腔、喉頭も影響を受ける可能性がある。症状はたいてい感染後二日以内に発生する。症状としては、咳、咽頭痛、くしゃみ、鼻水、鼻閉、頭痛、発熱、嗄声などが現れる。患者の多くは回復まで大抵7-10日間を要し、一部の症状は3週間まで継続しうる。他に健康に問題がある患者は、肺炎に進行する可能性がある。"

もう少し具体的な説明になりました。さらに

"風邪の原因となるウイルスには数百種類以上もの血清型が存在し、毎年のように新たな型のウイルスが出現するため、風邪に対するワクチンや特効薬の開発は、絶望的な状況である"

とありますので、新型コロナを風邪とした場合、ワクチンや特効薬の開発は、絶望的な状況のようです。さらに、Wikipediaを読み進めると

"コロナウイルス 
冬に感染しやすい。SARSやMERS、COVID-19の症候群は、風邪(普通感冒)とは区別される。"

とありましたので、コロナウイルスの中でも、SARSやMERS、COVID-19は風邪とは区別するそうです。

 

まあ、常識的に考えて風邪で亡くなる人はいません、というか亡くなってしまう病気は風邪とは呼ばず、例えば肺炎、と別の名前がつくので、新型コロナを風邪だというのは、ちょっと詭弁です。しかし、風邪は万病の元、と言う諺もあり、風邪だと言ってばかにすると、肺炎になったりして命を落とすこともある。あれ、これって新型コロナと同じ状況ですね。

しかし、出どころが風邪のウイルスであるコロナの変種ということは、ウイルスや特効薬を開発するのは難しいのではないでしょうか、と素人ながら思います。少なくともWikipediaには、そう書いてある。それよりも、普通の風邪と同様に、対処療法を手探りでももいいので確立していくべきなのではないでしょうか。素人の戯言ですけれど。。。