日本が他の国と比べて新型肺炎による死亡率が低い理由を話し合う

今日は英語の授業で、日本が他の国と比べてそれほど効果的なアクションを取っているとは思えないのに、新型肺炎による死亡率が低い理由を話し合った。もちろん、エビデンスはなく、その理由を想像して上げていってDiscussionする、というものだ。僕が、日本がゆるゆる対策なのに死亡率が低い理由という、この現象をJapanese paradoxを言われているらしいです、と言ったら先生が笑ってくれた。英語の先生はアメリカ人。そこで、上がった推測理由。

  1. 日本人は、靴を玄関で脱ぐので、ウイルスを屋内に持ち込むことが少ない。
  2. 日本人は、結核の予防接種BCGをほぼ全員受けており、実は免疫が強化されている。
  3. 日本人は、春は花粉症のために多くの人々がマスクをしており、結果的にウイルスをうつさない効果があった。
  4. 日本人は、衛生管理に注意を払う人が多く、手をあらいうがいを普通の習慣としている人も多い。他の国はそうではない。トイレにいけば、その国の衛生状態がわかるというが、日本はどこでもきれい。アメリカだって、トイレに石鹸と手洗い場はあるではないですか?と言ったけど、アメリカ人もヨーロッパ人も、みんな手洗いしないででてっちゃう、と言っていた。
  5. 日本人は、健康的な食事や生活習慣の人が比較的多く、その結果、基礎疾患を抱えている人が比較的少ない。
  6. 日本では、社会クラスによって、受けることのできる医療サービスに違いがない。世界にはそうではない国も存在する。例えば、アメリカで亡くなっている方の多くはヒスパニックとアフリカンアメリカンのように医療サービスを受けることができない人々なのです、と言う話があった。
  7. 日本人は、他人との距離が他国と比べてもともと遠い。ハグ、ほっぺキス、握手など通常はしない。
  8. 日本人は、高くと比べて教育格差が少なく、多くの人が衛生について正しい知識を持っている。
  9. 日本のウイルスは、実はヨーロッパで流行っているコロナの遺伝子型とは異なり、感染率が若干低い。
  10. イタリア、スペインはシニアの喫煙率がとても高く、潜在的に肺機能が弱っている人が多い。(本当かな...?)
  11. 日本は、検査が適切にされていないので、実は本当の死亡者数もよくわかっていない。

どれもこれも推測でしかなく、証拠があるわけではありませんが、ディスカッションのテーマとしては興味深いものでした。特に、11はブラックがはいっているので、話半分ですけれど。

最後に、この状況はいつまで続くのか、という話題になった。ワクチンか薬が開発されない限り永遠に終わらないだろう、という結論で終わりました。言い換えれば、ワクチンか薬が開発されたら瞬間的に終わるだろう、ということか。

といいながらも、じわじわと日本での死亡者も200人を超えてしまい、Japanese paradoxも通用しなくなってきたかもしれない。。。やっぱり、きちんと検査して、軽傷な陽性者はホテルなどに2週間ほど隔離し、重傷者は専門病院に隔離・治療する、が合理的で正しい手法のような気がします。今時、ホテルの宿泊者はほとんどいないでしょうし、当分再開も無理なんですから、陽性者隔離施設で収入を得た方がよいよ思うのですが、これは素人考えなのかなあ。