神奈川と北海道はなぜ感染者が下火にならないのか

神奈川と北海道はなぜ感染者が下火にならないのか、多くの人が疑問を持っていると思います。常識的に考えれば、人口の密集している東京と大阪が最後まで残るのであって、神奈川と北海道は二番手、三番手、でいいはずなのに。

誰にもわかりません。でも、想像してみるのは大事かと思います。

神奈川といえば、やはりダイヤモンドプリンセス号の出港地、停泊地である横浜を抱えています。普通に考えれば、患者さんの多くは神奈川県内の病院に運ばれたのでしょう。横浜が出港地だとすれば、神奈川、横浜在住の方々が乗客にも多かったのではないか、と想像つきます。そして、国内第一号の感染者も神奈川の方でした。つまり、もっとも早くからコロナウイルスと付き合っていたのが神奈川県民ということですので、知らず知らずに感染が拡大しても仕方がなかったと思います。また、東京のような大企業ばかりという訳にもいかないので、人口のわりには在宅勤務率も少ないのでは、と想像します。そんな背景を考えれば、神奈川がなかなか落ち着かないのもわかるような気がしてきます。

北海道はどうでしょうか。北海道の感染者も、実は早く見つかっていました。しかし急増したのは雪まつりの後からです。どう考えも、雪まつりの時に、外国人観光客から感染したとしか考えらません。想像ですけれど妥当な推論です。雪まつりの後、他の観光地にも寄ってから帰国した海外観光客もおおいでしょう。この時に道内にウイルスがばら撒かれた感じかな、と想像します。

さらに、北海道は関東のように、気温もまだ高くなく、5月といえども換気をよくするにはちょっと肌寒い。そんなことも関係しているような気がします。

早く、暖かい日が来るといいですね。6月の北海道は、梅雨もなくて季節も良く、清々しいですから、きっと状況がよくなると思います。