新型コロナウイルスの感染者数を死亡率から推定する

新型コロナウイルスが日本で感染が確認されたのは1/16のことでした。最初の方は、中国から帰国した中国の方でした。あれから、約二ヶ月。あの時、日本人は、そして世界中の人々はその後の展開をどこまで予測していたのでしょうか。日本人の方で最初に感染された方が現れたのは1/28でした。あのころ、潜伏期間が最長2週間ぐらいらしいから、きっと2週間後ぐらいには、ぽつぽつと現れるだろうな、と雑談していたことを思い出します。

一ヶ月ほど前、東京ではオリンピックはできなくなるだろうから、ロンドンで開催しよう、と言っていたイギリスの政治家がいました。

ダイヤモンドプリンセスの状況を心配していた国々も沢山ありました。アメリカ、韓国、ヨーロッパの国々の人々。

今となっては、みんなのんきだった、としか言わざるをえません。もうロンドンでもオリンピックはできないでしょう。同じような名前と大きさのクルーズ船が感染者を運んで西海岸を右往左往するとは、カルフォルニアの人々も想定していなかったと思います。今となっては、ヨーロッパも、アメリカも、日本も、中国も、韓国も皆同じとなってしまいました。

でも、これだけ世界中が汚染されているのであれば、もう渡航禁止とか意味がないような気もします。少なくとも、汚染地域同士はかまわないような気もする。だったら、それはそれで、開催してもいいのかな? いや、やっぱり集まらない方がいいんだろうな。専門家の意見が聞きたいところです。

巷では、日本は検査の数が少ないので感染者の数が少ないのだ、とまことしやかに説明する人がいます。そして韓国は検査し過ぎなくらいしていると。だから韓国の死亡率も0.65%と世界最低なのだと。もしそうだとすれば、韓国と同等の医療制度、医療技術を持っている国に対しては、韓国の死亡率から実際の感染者数を導き出すことも可能のような気がします。日本における新型コロナウイルスによる死亡者は17名だということですので、17➗0.0065(韓国の死亡率)をしてみると、日本の潜在的な感染者数、つまり韓国と同程度の検査を実施した場合は2615名という数字になりました。うーん、なんか妙に納得感がありますね。中国以外の死亡者数は約1300名と聞きましたので、1300➗0.0065をしてみると20万人が潜在的感染者となりました。これは、国によって医療制度にばらつきがありすぎるので、ちょっと大げさかもしれません。

ところで、南の国では感染があまり広がっていませんね。沖縄も、最初の感染者が2/14と割と早く見つかったのですが、その後は報告がありません。僕の勝手な推測ですが、南の地域は、気候的に季節がよくて、窓を開けて生活しているからだと思うのです。換気がいいのでしょう。たとえ近くでお話しても、そよ風が通り抜けていけば、ウイルスも飛んで行ってしまいます。

感染の広がる3つの条件である

(1)換気の悪い密閉空間
(2)多くの人が密集
(3)近距離での会話や発声

(1)が気候的に自然と解消されているにちがいありません。もちろん、僕の勝手な推測で素人判断ではありますけれど。

季節が良くなって、本当に収束してくれればいいなぁ、と思う今日この頃です。。。