私立文系学部の学費を調べてみました

数ヶ月前、私立理系学部の学費を調べてみた、という記事を書いてみたので、今回は文系学部についてまとめてみました。前回は、なんとなくぼんやりとまとめただけだったけれど、今回はもう少し体系立てて調べてみました。といっても、表にしてみただけだけど。。。

できるだけ比較しやすいように経済学部を軸に調べました。単独経済学部がない大学は、政治経済、などを対象にしました。

調査によると、私立理系では高額な学費になってしまった早稲田大学が、なんと文系では学費の安い大学に輝きました。きっと、早稲田大学が庶民の味方の大学、というイメージは、この文系学部の学費の安さからきていたのでしょう。一方、文系学部で一番学費が高いのは青山学院大学、となりました。青山は理系でも学費が早稲田に次いで高額でしたので、青山学院は文系・理系とも学費が高額、ということになりました。

大学名 入学金 授業料 施設設備費 諸費用 初年時 4年間(概算)
東洋大学 ¥250,000 ¥710,000 ¥220,000 ¥40,000 ¥1,220,000 ¥4,130,000
日本大学 ¥260,000 ¥810,000 ¥170,000 ¥0 ¥1,240,000 ¥4,180,000
駒沢大学 ¥200,000 ¥759,000 ¥214,000 ¥42,000 ¥1,215,000 ¥4,260,000
早稲田大学 ¥200,000 ¥999,000   ¥19,900 ¥1,218,900 ¥4,275,600
専修大学 ¥200,000 ¥750,000 ¥230,000 ¥44,000 ¥1,224,000 ¥4,296,000
中央大学 ¥240,000 ¥823,400 ¥218,900 ¥30,000 ¥1,312,300 ¥4,529,200
法政大学 ¥240,000 ¥831,000   ¥243,000 ¥1,314,000 ¥4,536,000
上智大学 ¥200,000 ¥780,000   ¥312,650 ¥1,292,650 ¥4,570,600
明治大学 ¥200,000 ¥871,000   ¥232,300 ¥1,303,300 ¥4,613,200
立教大学 ¥200,000 ¥1,121,000   ¥6,500 ¥1,327,500 ¥4,710,000
慶應大学 ¥200,000 ¥880,000 ¥200,000 ¥69,850 ¥1,349,850 ¥4,799,400
青山学院大学 ¥200,000 ¥833,000 ¥205,000 ¥157,000 ¥1,395,000 ¥4,980,000

こうして学費の順に並べてみると、世間一般のイメージ通りにほぼ並んだ感があります。青山、慶應、立教は確かにお金持ちでおぼっちゃん、おじょうちゃんの大学、という印象がありますが、学費もその通りになっており、東洋、日大、駒沢、早稲田は庶民派、というイメージですが学費も庶民的になっておりました。

文系でトップクラスの偏差値をもっていて学費を抑えたい、という方は早稲田大学を目指されるのがよいようです。偏差値的な入りやすさと学費という観点では、東洋、日大あたりがよいようです。お金持ちでおしゃれな人、というイメージが欲しい人で偏差値がトップクラスの人は慶應、それなりに優秀な方は青山、立教あたりがよいようです。

少しでも節約したい場合には、中央、法政、上智が良いでしょう。上智大学は理系の学費も意外とリーズナブルでしたね。イメージはおしゃれなので、お得ではないでしょうか。早慶に続いて難しいのではありますが。。。

しかし経済的に余裕がない親御さんで、お子さんが青山学院に行きたい、とい言い出したら困っちゃいますね。

ちなみに、国立大学は, ¥2,425,200です。おおよそ、慶應大学の半分程度の学費です。国公立の二人分で慶應一人分、と考えればわかりやすいですね。もし兄弟が揃って大学へ進学する場合は、国公立に行って欲しいところでしょう…