映画 - グラン・トリノ
クリント・イーストウッド監督作品。クリント・イーストウッドさんは歳を取ってもかっこいいです。
朝鮮戦争時のことを神父さんと話すシーンが印象に残ります。「命令で残虐な行為に走った男でも懺悔をすることで安らぎを得られる」、と説く神父さんに、「命令もされず、自らの意思でやったということが恐ろしいのだ」とイーストウッドは答えます。これって、とても重要なメッセージだと思いました。ラストシーンは、意見の分かれるところらしいのですが、これはこれで一つのメッセージだと思います。
また、移民の人々で占められていく寂れたアメリカの田舎は、今後の日本の地方の姿のようにも思います。問題作であるのはまちがいありません。