世界遺産の旅 姫路城、原爆ドーム、厳島、青春18切符

 偶然ではあったけれど、世界遺産を巡る旅をしてきた。

旅行を計画した際には世界遺産を巡るつもりではなかった。結果的にそうなっただけである。

学生時代に神戸までは行ったことがあったけど、その先にはまだ行ったことがなかった。正確には、飛行機で沖縄や九州に行ったことがあったけれど、本州の1番西まで行ったことがある街と言えばそれは神戸だった。そこで、ちょうど休暇がとれそうだったので、神戸より先に行ってみようと思ったのだ。

いろいろ考えたあげく、姫路城にまず行ってみようと考えた。教科書にも載っているし、テレビでも時々見かけるし、雑誌でもよく載っている。いちど見ておくべきだろう。とりあえず新幹線で出かけた。暑い日だったけれどとにかく出かけた。

姫路駅で降りて僕はびっくりしてしまった。姫路城まで広い道路が一直線に向かっている。こんな道は今まで見たことがない。

姫路城までバスで行く。そこからは歩く。天守閣までは結構時間がかかる。天守閣に登るのにも時間がかかる。かなり体力を使う。お年寄りの観光客の一団が「もうこれでたくさんだ、今日はここで終わろう」と言っているのが聞こえる。姫路城だけで疲れてしまって、もう動けないらしい。

姫路城は素晴らしい。外側から見たときの美しさもさることながら、内部がそのまま残っている。中はかなら広い。遠い昔、ここで働いている人たちにいたんだなぁと思うと、その過ぎ去ってしまった長い年月に感動してしまう。

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姫路城を見た後は広島に行ってみた。今日は広島に泊まる。

カプセルホテルにチェックインした後、夜原爆ドームに行ってみた。もちろんここも初めて見る。感無量と言う気持ちになる。どうしてなんだろう。

 

丹下謙三が設計した平和記念館を見る。そしてここでも感無量な気持ちになる。本当にどうしてなんだろう。暗くなった平和記念公園で炎が燃えている。僕はベンチに座ってしばらくたたずんでた。

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次の日、僕は路面電車に乗って宮島、厳島神社に出かけた。ゴトンゴトンゴトンゴトンと街の中を路面電車が進み、郊外になるといわゆる通勤通学電車のようになる。宮島口からはフェリーで宮島に向かう。厳島神社も感動的だ。なぜなんだろう。なぜ建物で感動してしまうんだろう。

 

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宮島の後は、青春18切符で岩国そして萩へと旅を続けた。